About

〈往復朗読〉とは、青柳菜摘と佐藤朋子による、物語やテキストの断片をその日ごとに選んで、読み語るプロジェクトです。パンデミックの事態をきっかけにして、2020年4月20日より始まり、互いに自分がいる場所からその日限りの出来事として、Twitter / Periscopeを通して映像でのライブ配信を行ってきました。


コロナ禍の窮状に対して、言葉の特性の一つである「ことば遊び Word Play」に原点回帰する試みは、共に離れた地点から「交える(交換、交通、交歓、交遊)」ことの意味を再考する実践であり、応答する〈声〉をタイムラインに留めていくことによって、継起の記録を更新し、芸術と生の関係性を問い直します。


2020.7

  • #073
    桂九雀「元犬」


2020.6

  • #072
    吉野晴朗『ふるさとの富士250山をゆく』、武田百合子『富士日記 不二小大居百花庵日記(上)』


  • #071
    岩波書店編集部ほか「馬」「高山の花」、J・C・マクローリン(八杉龍一訳)「動物進化の物語」


  • #068
    佐藤朋子『しろきつね、隠された歌』


  • #067
    青柳菜摘「仮語」


  • #065
    フランツ・カフカ(池内紀編訳)「流刑地にて」


  • #064
    メアリ・シェリー(森下弓子訳)『フランケンシュタイン』


  • #063
    中谷宇吉郎「実験室の記憶」


  • #061
    アーネスト・ヘミングウェイ(上田麻由子訳)「ある新聞読者の手紙」


  • #060
    武満徹『サイレント・ガーデン 滞院報告・キャロティンの祭典』


  • #059
    正岡子規「煩悶」


  • #058
    金井美恵子「アンデルセンの歯痛」


  • #056
    川村邦光『巫女の民俗学<女の力>の近代』


  • #051
    アンナ・カヴァン(安野玲訳)「氷の嵐」


  • #050
    安部公房『砂の女』


  • #046
    瀬川拓郎「アイヌは黄金の民だったか」


  • #043
    丘灯至夫『日本歌謡史』


2020.5

  • #042
    ステファヌ・マラルメ『マラルメ先生のマザー・グース』


  • #038
    中井正一『美学入門』


  • #032
    シモーヌ・ヴェイユ(田辺保訳)『工場日記』


  • #031
    原民喜「夏の日のちぎれ雲」


  • #030
    森鴎外「高瀬舟」


  • #027
    カレル・チャペック(深町眞理子訳)『PUR』


  • #020
    ジャンニ・ロダーリ「鐘の戦争」


  • #014
    萩原朔太郎「猫町 散文詩風な小説」


  • #013
    吉田健一「飲むこと」