About

〈往復朗読〉とは、青柳菜摘と佐藤朋子による、物語やテキストの断片をその日ごとに選んで、読み語るプロジェクトです。パンデミックの事態をきっかけにして、2020年4月20日より始まり、互いに自分がいる場所からその日限りの出来事として、Twitter / Periscopeを通して映像でのライブ配信を行ってきました。


コロナ禍の窮状に対して、言葉の特性の一つである「ことば遊び Word Play」に原点回帰する試みは、共に離れた地点から「交える(交換、交通、交歓、交遊)」ことの意味を再考する実践であり、応答する〈声〉をタイムラインに留めていくことによって、継起の記録を更新し、芸術と生の関係性を問い直します。


2020.11

  • #216
    山室静「エデンの園のアダムとエバ」


  • #215
    穂村弘「デニーズ・ラブ」


  • #213
    大江健三郎「奇妙な仕事」


  • #212
    柄谷行人「人間的なもの」


  • #211
    ハンナ・アーレント(森一郎訳)『活動的生』


  • #210
    夏目漱石『私の個人主義』講談社(1978)


  • #209
    古井由吉「こころ(夏目漱石)解説」


  • #208
    川上未映子『わたくし率イン歯ー、または世界』


  • #204
    ロラン・バルト(沢崎浩平訳)『テクストの快楽』


  • #202
    ジャン=リュック・ナンシー(西宮かおり訳)『思考の取引 書物と書店と』


  • #201
    円城塔『文字渦』


  • #200
    ジョン・ケージ(柿沼敏江訳)二ページ、音楽とダンスについての一二二の言葉


  • #198
    白川静『常用字解』


  • #197
    ギュスターヴ・フローベール(小倉考誠訳)『紋切型辞典』


  • #196
    竹内浩三「人生」


2020.10

  • #195
    磯崎新「都市破壊業KK設立趣意書および事業内容書」


  • #191
    エドゥアルド・ガレアーノ(久野量一訳)『日々の子どもたち あるいは366篇の世界史』


  • #190
    ジャン・コクトー(東郷青児訳)『怖るべき子供たち』


  • #187
    飴屋法水『彼の娘』


  • #186
    柳美里「静物画2018 男子版」


  • #185
    多和田葉子『献灯使』


  • #184
    ヴィクトール・E・フランクル(池田香代子訳)『夜と霧』


  • #183
    石牟礼道子「潮を吸う岬」


  • #181
    宮内悠介「原爆の局」


  • #180
    飯岡幸子『豆膝記』私家版(2018)


  • #179
    いしいしんじ『ぶらんこ乗り』新潮社


  • #177
    矢川澄子「神さまと兎の住む小さな島国の物語」


  • #175
    村上春樹『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編(上)』


  • #174
    港千尋「光の触覚」


  • #173
    ロザリンド・E・クラウス(谷川渥・小西信之訳)『視覚的無意識』