About

〈往復朗読〉とは、青柳菜摘と佐藤朋子による、物語やテキストの断片をその日ごとに選んで、読み語るプロジェクトです。パンデミックの事態をきっかけにして、2020年4月20日より始まり、互いに自分がいる場所からその日限りの出来事として、Twitter / Periscopeを通して映像でのライブ配信を行ってきました。


コロナ禍の窮状に対して、言葉の特性の一つである「ことば遊び Word Play」に原点回帰する試みは、共に離れた地点から「交える(交換、交通、交歓、交遊)」ことの意味を再考する実践であり、応答する〈声〉をタイムラインに留めていくことによって、継起の記録を更新し、芸術と生の関係性を問い直します。


2020.7

  • #079
    デヴィッド・グレーバー(高祖岩三郎・佐々木夏子訳)「性と死のゲーム、人肉負債(ティブ族)」


  • #078
    ジャン・ボードリヤール(今村仁司・塚原史訳)「荘子の肉屋」


  • #077
    柳父章『翻訳語成立事情』


  • #076
    アーサー・ケストラー(日高敏隆・長野敬訳)「単語の鎖と言語の木郵便屋とイヌ」


  • #075
    オリバー・サックス(高見幸郎・金沢泰子訳)『妻と帽子を間違えた男』


  • #074
    内田百閒『ノラや』


2020.6

  • #070
    小笠原鳥類「生きている印刷物」


  • #069
    宮沢賢治『イーハトーボ農学校の春』


  • #066
    カニエ・ナハ『なりたての寡婦』


  • #062
    ダニエル・キイス(小尾芙佐訳)『アルジャーノンに花束を』


  • #057
    柳田國男「雀をクラということ」


  • #055
    アゴタ・クリストフ(堀茂樹訳)「母語と敵語」


  • #054
    ナタリー・サロート(平岡篤頼)『生と死の間』


  • #053
    庄野潤三「静物」


  • #052
    高村光太郎『智恵子抄』


  • #049
    山下澄人『月の客』


  • #048
    サミュエル・ベケット(宇野邦一訳)『見ちがい言いちがい』


  • #047
    W.B.イエイツ「黄金時代」


  • #045
    曲田慶吉「金の長いも」


  • #044
    ガブリエル・ガルシア=マルケス(野谷文昭訳)「光は水に似る」


2020.5

  • #041
    石川啄木「ココアのひと匙」、「飛行機」


  • #040
    田澤拓也『虚人 寺山修司伝』


  • #039
    サスキア・オルドウォーバース(有限会社フォンテーヌ訳)「Trailer」


  • #037
    カニエ・ナハ『IC』


  • #036
    ホルヘ・ルイス・ボルヘス、アドルフォ・ビオイ=カサーレス(柳瀬尚紀訳)『ボルヘス怪奇譚集』


  • #035
    岩井俊二『スワロウテイル』


  • #034
    田淵行男「氷の蝶」


  • #033
    添田唖蝉坊《ああわからない》


  • #029
    ジェフリー・A・ランディス(山岸真訳)「死がふたりをわかつまで」


  • #028
    ヴィリエ・ド・リラダン(斎藤磯雄訳)『未来のイヴ』